酒を飲む理由(断酒12日目)
なぜ酒を飲んでいたのか?
もともと体質的にも酒が弱い私が。
そして、なんだこの断酒すると決めてからの不安感は。
悶々とそんな事を考えていた時、分かったのです。
「寂しい」「孤独」
これらを解消するために飲んでいた。
家でも全く飲まない、酒は苦手。
でも、酒を飲む事で人とつながる事ができる。
つながりを保つために飲んでいたのだろう。
それはさぞかし精神の安定剤だったであろう。
でも、もう飲めないのです。
身体的にも、精神的にも。
飲んでストレスが発散されるとよく言うが、
私はストレスが発散された事はほとんどない。
問題飲酒し、記憶を飛ばし、他人に迷惑をかける。
その後、さらにとてつもない二日酔いが襲い掛かる。
それが、年々ひどくなっている…。
これは身体からの、悲痛のメッセージなのだろう。
飲酒のデメリットが、孤独を埋めるメリットを遥かに超えてしまったのです。
所詮は、酒を飲まないと関係が保てない人間関係だったのか?
私は決してそんな事はないと思う。
酒が無くても付き合える友達が、本当の「ダチ」であると信じている。
そして、もう一つ。
私が酒とリンクさせていたのが「女性」。
酒がないと女性と関われない、恋愛ができないと深層心理で思っていた。
今までがそうやって恋愛して来たので。
酒が飲めないオトコなんてカッコ悪い。ノリが悪い。
そう信じ込んでいた。
でも飲めなくなって気付いた。いや、観念を変えるしか道がなかった。
「酒がないと恋愛できないなんて、ただの意気地なしでカッコ悪い。」
上手くいかなかった時の言い訳として、酒を利用していた気さえする。
もう、逃げない。
持論だが、「逃げる」という選択肢は悪い事ではないと思う。
「守る」という行為がなければ、生物は絶滅してしまうのだから…。
ただ、「酒に逃げる」事では、決して問題解決などしない。
一時的に脳が麻痺して、問題を忘れているだけだ。
何の解決にもならない事は、経験からすでに承知済みだ。
ノンアルコールの自分で、これからは全ての事象に立ち向かって行こうと思います。
お酒よ、今までありがとうね。
俺、酒なしでがんばってみます。
全ての過去を受け入れ、これからは、なりたい自分になるために。